〜あとがき〜


皆様こんにちわ。もしくはこんばんわ。もしかしておはようございます? 水野皐月です。
今回、こうして無事に連載「初恋」が完結しました。
連載が始まって約4ヶ月。
最初は春の間で終わらせると豪語していたものが、延びに延びて夏真っ盛りです(・・・)。
予定では10話程度で終わらせるはずが、気がつけば19話(+1話)です(わーお・・・)。
スミマセンでした。地面に頭を擦り付ける勢いで謝罪をば(ごりごりごり)。


それでは、あとがきといったからには、この連載のことをつらつらと語りましょうか。


この連載には、私にしては珍しく、大まかなあらすじといくつかのこだわりがありました。
いつもはプロットも何も立てず、ただ指が打つまま、キャラが動くままに任せている水野が、すんごく珍しく。
では、まずはこだわりから。

・絶対にエドにはヒロインの名前を呼ばせないこと。
 だって彼はヒロインちゃんの名前知りませんもん(笑)。でも、これが意外に大変でした。
呼びかけの言葉と言ったら名前が最初に思いつくので、必死にそれをこらえてました。
結局おい。とかなあ。とか味気ない呼びかけになってしまって・・・のぉぉ!エドたんが無愛想君だ〜とのたうってました。
なるべく違和感のないように書いた・・・つもりです。つもり・・・。

・基本はヒロインの1人称のみで
 ・・・これは16話で破られましたが(蹴)、今まで3人称で小説を書いていた私としては初めての試みでした。
理由は、ヒロインの心理描写をメインにしたかったからです。 初めての恋を体験したヒロインの心の変化とか、葛藤とか、そういったものを書きたかったんです。
ヲトメの心を表現するのは意外に難しかったです(笑)。ひとつのことでも相反する2つの想いがあったりして(例えば想いを伝えたいけど伝えたくないとか)、書いてて頭がこんがらがったこともあります。
ちょっと理解しにくかったかもしれませんが、ありのままを頑張って伝えたつもりです。うぅ、こんなときスマートでクリアな文章が書けたらと思います。
うーむ、日々精進。

・絶対にくっつけない
 途中で「可哀想なヒロイン救済運動」をおっぱじめてしまいましたが、何とかこらえてクリアーです。
最初から「悲恋にする」と決めてかかった連載だったので。もしかしたら、これが一番のこだわりかもしれません。
いやーだって・・・これちょっとした事実を基に書いていたので・・・(爆弾発言)
ま、実際のエピソードなんて2割程度ですが(少なっ)
最後のほうなんて「ヒロイン救済運動」とかやっちまったし。あれは完璧プロット外でした。でも、ヒロインの幸せを祈ってくださる方がいて、それがとても嬉しくて。
自分が作り出し、動かしているヒロインが人から好かれることは、とても誇らしく、嬉しかったです。ありがとうございましたvv

ヒロイン救済運動とか言ってましたが、実際は自然にあんな展開になってしまったんです。
プロットをいつもは立てない水野のいきあたってばったり具合が浮き彫りに・・・(汗)
あとから思ってみれば、一度期待させといて結局落としていることに気がついて、やっちまったー!とか思ってました(笑)。

ま、そんなことはおいといて、あらすじのお話

決まっていたあらすじは、まあ出会って、恋をして、別れのタイムリミットに気づいて、苦悩するけど結局告白は出来なくて、最後は「また」と言われて離れ離れになる・・・でした。
大雑把過ぎてどうしようもないんですが、オリキャラが出てくるのは確定済みでした。
なかなか彼女たちは重要な役割を果たしてくれました。恋ってたくさんの気づき方があるんだってことを、彼女たちで表したかったんです。いろんな気づき方があるけど、その人といて嬉しいと感じるのは共通だと言いたかった・・・気がします(スイマセン、あんまよく覚えてない;)。

そうそう、これもこだわりかな?一目ぼれはさせたくなかったです。一目見たときから・・・ってのに、私は違和感を感じます。見ただけで、“恋”になるんだろうか?と考えてしまうのです。
やっぱり恋をするにはある程度の段階を誰しも踏むと思うんです。始めて見た時は、きっと恋の始まりにしか過ぎないんだと思います。
ってか、ぶっちゃけ一目ぼれってのがあるなら、かっこいい人を見るたび微妙にときめいている私は年がら年中恋を繰り返していることになっちゃいます(爆)。
ちょっとそれは違うよね、って思うのです。





さて、もうこんなもんで舞台裏はさらけ出せた気がします。

最後に、感想を下さった方、アンケートで投票してくださった方、ありがとうございました。
皆さんが思っている以上に励まされましたよ。無事完結まで漕ぎ着けられたのは、皆さんのおかげです。
言葉には出来ないほどの感謝を送ります。ありがとうございました。

もちろん、ここまでお付き合いしてくださった方にも、ものすごく感謝しています。
何かを感じ取っていただけたでしょうか?もしそうなら、私はもう感無量です。
予想外に時間がかかってしまって、しかも長くなってしまって、更新速度も遅くて。
そんな至らない水野にお付き合いしてくださっただけでもう嬉しいです。ありがとうございました。





「初恋」は最後あんなふう(これからも続くぜ!風味)に終わってますが、続きを書く予定は今のところないです。(訂正:1万ヒットお礼で書かせていただきます少々お待ちくださいませ)





最後に豆知識
ちょっとした出来心で、16〜18話の題名をつなげると文章が出来ちゃうなんていうくだらないお遊びをしました。
調子に乗って、題名はエピローグだけど、副題があります。そして19話でも前半、後半のタイトルが微妙に繋がります。
興味をもたれた方は、各ページのタイトルバーを見てみてください。いや、ほんとにくだらないんですが・・・(汗)
あとシリアスな場面では、最後のあとがきを反転で見れるようにしてあったりします。いや、雰囲気ぶち壊れるかな〜と思って・・・;




では、こんな最後の最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
お付き合いしてくださったすべての方に、無限の感謝とお礼を。

水野皐月 拝


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